みんな赤ちゃんの時は寝返りが上手に出来たし、
深くしゃがみ込んでもスッと立ち上がれました。
だから親はとても楽しみにしています。
「将来、この子はプロのスポーツ選手になれるかもしれない。」
「将来、すごく頭が良い大人になるかもしれない。」
実際、赤ちゃんから幼稚園頃までには運動能力に大差は見られなかったかと思います。幼稚園運動会でのかけっこでは、みんな似たり寄ったりですよね。ちびっ子達が一生懸命走って、だいたい同着くらいでゴールします。大人のかけっこで見られるような10mも20mも差が開いてダントツで1位でゴールするようなちびっ子も稀にいるかいないかぐらいです。
つまり、大きな疾病や大怪我がない限り、生まれつき足が遅い幼児や遅い家系というのは存在しないはずなのです。みんな、赤ちゃんや子供の頃は早く走ることが出来て、運動神経はけっして悪くなかったのです。
運動神経を良くする方法を誰からも習わなかった
どんなに良い学校を卒業しても、良い職業についても、
「運動神経を良くする方法」を習わなかった。
幼少期には大差が無かったはずのかけっこで、小学校高学年にもなると走るのが速い子と遅い子との間で大きな差が見えてきます。大人ではそれがもっと顕著になります。
ここに、運動神経の問題が隠れていると私達は医学的根拠と経験から既に気付いています。
元来人間は、みな平等に素晴らしい運動神経が与えられていたのです。
なぜかいつの間にか「運動神経が良い人」と「運動神経が悪い人」の2種類の人間が現れるようになりました。
恐らくですが、靴を履き、コンクリートの道を歩く、車で通勤するため毎日の歩数がとても少ないなど日々の日常生活の中で、徐々に悪くなっていくのが現代社会なのかもしれません。
それゆえ、スポーツ医学に基づいた個人に合った適切な方法で、意図的に、良好な運動神経を維持していく努力をしていかねばならないのです。
そして、失われ欠けた人々の運動神経を良くするために、専門家集団がここに設置されました。
